>>294
海上保安庁が、例えば尖閣周辺にA10を持って行ったら、
中国の海警もA10に近いものを持ってくることになる。

そんなことをしたら、軍拡競争になり、戦争になるリスクが高まる。

「そもそも日本の海上保安庁や中国の海警の船体が、なぜ白いのか?」

交戦権を持つ軍艦とは違うことを明らかにするため。

海のトラブルで軍艦を出して行ったら、
ちょっとしたアクシデントで戦端が開かれて軍事衝突を起こしまうリスクがある。
それが原因となって地域紛争や戦争に拡大し
最後は両国の全面戦争につながるから。

(実はこのことは日本の歴史上起こっている。
陸上の話だが、
盧溝橋事件から第二次世界大戦の日本の敗戦までを15年戦争と言う。

盧溝橋事件で日中両軍が対峙してたが、
戦端が開かれたのは盧溝橋で響いた『たった一発の銃声』だった。

盧溝橋事件が起こり、日中戦争は泥沼化して、最後に日本は負けてしまった。

盧溝橋でたった一発の銃声が鳴り響いた時、誰が15年後の日本の敗戦を予測したであろうか?)

それを抑止するために、
警察権を持った『白い』海保や海警の船が海のトラブルに当たっている訳だ。

盧溝橋事件みたいなことを海で起こさないために、
海上保安庁の巡視船は白く塗られ、
海保の職員たちは尖閣諸島や沖縄方面などでストレスや疲労と闘いながら
長期間の激務をこなしている訳だ。

(だから、海上保安庁の巡視船に迷彩塗装なんてとんでも無いってことは分かりましたね?)

*海はまだ海上保安庁や海警が出てくるから良いようなもんの、
空のトラブルはいきなり軍と自衛隊が対峙することになる。

スクランブルで出て行く空自パイロットのストレスや重圧は、いかばかりか計り知れない。

*海上保安庁の職員や自衛隊員の労苦に報いたいなら、
例えば『棚上げ』など尖閣諸島の中立化(実質日本領)、
日中共同による海底や水産の資源の開発管理など
「政治家や政府が外交で持って『東シナ海を平和の海』にして行くべき」と思う。

そうなれば、尖閣や沖縄方面に多数の海上保安庁や自衛隊を張り付かせ無くても済むし、スクランブルも減るだろう。

お金もかからなくなるし、職員や隊員も疲弊しなくて済むだろう。

○実は安倍さんにはこのことを期待していた。
民主党政権で日中関係が悪化してたから、安倍さんが首相になれば、
「日中関係は良くなり、東シナ海は平和の海になって行く」と思っていた。

なぜなら、第一次安倍政権では、すぐさま北京歴訪をやってのけ、
小泉政権下で悪化してた日中関係を修復改善させたからだ。

しかし、第二次安倍政権では、中国を包囲するとかと言い出し、余計に日中関係を悪化させた。
安倍さんには失望した。せっかく絶好のタイミングで一番適任の安倍さんが首相になったから。