湖池屋は7日、東京都内で新製品発表会を開き、高価格帯のポテトチップスを9月から順次販売すると発表した。
歯応えにこだわったポテトチップスや、高級じゃがいもを使った商品を展開する。佐藤章社長は「高単価の商品を投入することでスナック菓子全体の販売単価低下を脱却していく」と狙いを語った。
今後、九州などでじゃがいもの収穫量を増やしていく方針も打ち出した。

主力の「コイケヤプライドポテト」シリーズから新商品を出す。10月から、北海道の今金町で取れる最高級の男爵いもを使った最高級ポテトチップス「コイケヤプライドポテト 今金男しゃく 幻の芋とオホーツクの塩」を発売する。価格は298円で約150万袋限定で販売する。

そのほか、歯応えにこだわり、国産の塩や山椒(サンショウ)を使った「コイケヤプライドポテト 手揚食感 長崎平釜の塩」と「コイケヤプライドポテト 手揚食感 柚子香るぶどう山椒」を9月から発売する。いずれも店頭での価格は1袋150円前後と、一般的なポテトチップスより数十円高い水準を見込む。

スナック菓子市場では、単価の低下と販売数量の伸び悩みが課題だった。国産の原料にこだわった高価格帯の商品を投入することで、市場の活性化を目指す。

湖池屋は発表会でじゃがいも不足への対応策も打ち出した。九州エリアでじゃがいもの産地エリアを拡大する取り組みを始める。
現状では宮崎県と鹿児島県で収穫をしているが、今後は、新たに熊本県でも調達できるようにする。そのほか宮崎県内での収穫量も拡大する。

配信 2017/8/7 15:08
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ07IE2_X00C17A8000000/

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