それなら話が早い
君が見たものは、幻想だと思った方が良い
その方が話が早い
確かに君の知り合いの米国人は皆、幸せなのかもしれない
しかも気がついたら幸せだったという恵まれた人たちかもしれない
だが、幸福という言葉で言うならば、
多くの場合、社会ではなく、個人の精神状態が重要になる
でもって、その場合、長期的な目標があるとか、
それに沿った生き方が出来ているかで決められる
江戸時代、日本人はその殆どが幸せそうだったと、
当時の来日した西洋人たちは述べている
もちろん地方、地域によっても異なるが、
結局は幸福感も数ある精神状態の一つでしか無い
何をもって幸福になるのかは、人によって大きく異なる
気味の場合は、それをたまたま米国に見出したに過ぎない
だが、わざわざ米国に移住しながら、
しかも不自由なく生活していても、
日本に戻ってきてしまう人もいる
そういう人たちには、米国は不幸な環境でしかない
