ロシアで謎のラジオ局が1970年代からノイズを放送し続けている。
その理由はいったい何なのか、存在理由すらもまったく分かっていない。

軍事マニアはこう語る。

「ブザー音を流し続けているとされるロシアのラジオ局『UVB-76』は、周波数4625キロヘルツで、マニアのあいだでは“ザ・ブザー”と呼ばれています。
ときどきロシア語で『U・V・B・7・6』という音も放送されています。
2014年のクリミア併合後、『ミハイル・ディミトリ・ゼーニャ・ボリス』と放送されたことで、頭文字の“MDZhB”とも呼ばれていますが、意味は不明で。
局はサンクトペテルブルクの近くの湿地にあるそうです」

乱数放送で、暗号解読キーを持っているスパイにだけ解読できる暗号通信と考えるのが、ありえそうな話だ。
そこで軍事マニアのあいだでは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領専属の秘密部隊を動かすためのラジオ局という見方が有力だった。

■ 「デッドマン警報」説や「エイリアン交信」説も

国に緊急事態が発生したとき、世界中のスパイや軍隊への命令のために、このラジオ放送が使用される可能性がある。
ラジオを熱心に聴取し続けているラジオ愛好家のマリス・ゴールドマニス氏は「テスト放送を聞いたことがあります。
2013年に戦闘の準備のテストメッセージのような音声を聞きました。
突然、『コマンド135発効』と放送されたんです」と言う。

ほかの有力な説は、ある種の“デッドマン警報”ではないかということだ。

「敵国から核ミサイル攻撃を受け、ロシアが滅亡する寸前、このラジオ放送が止まった瞬間に、敵国に核ミサイルが放たれるというのです」(前出・マニア)

しかし、あるオカルトマニアは「エイリアンとの交信に間違いありません。
近年、宇宙から強い信号が地球に到達し続けていることが明らかになり、それが人工的な信号としか考えられず、エイリアンからのメッセージじゃないかと騒がれています。
ロシアだけが解読に成功し、交信し続けていると言われています」と話している。

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