>>597
時間の問題でできない。

軌道が定まって、落下し始めてる対象物を迎撃するのに比べて、だいぶ時間制御の難易度が高いんだよ。

あー説明みずかしーな。

「ミサイルと迎撃ミサイル」を”同時に撃つ”と想定してみりゃ分かる。同じタイミングで同じ速度で上がれば
ちょうど、ど真ん中でお互いぶつかる訳だ。

ところが、同時に撃てない。着弾7分の間の最初の燃焼数十秒が終わって軌道確定してから発射する
(実際にはスーパーコンピューターの計算時間も必要になる)

要するに、迎撃ミサイルは、だいぶ遅れて発射せざるを得ないわけだ。
迎撃ミサイルが発射されて大気圏突破するのに2〜3分かかるとする。

そうすると、北朝鮮からグアムに向かって発射してるのを途中の日本海で打ち落とそうと
思ったら、タイムオーバーになる訳だ。

まぁ、迎撃ミサイルの速度を上げるために、ミサイルを軽くするって手は俺でも考え付くが
そうすると、射程が短くなるな。ってあれ、もしかして迎撃ミサイルの射程が短いのは発射速度を稼ぐために
軽量化しまくったせいじゃないのか?

ま〜そこらへんは分からんが、あっち削るとこっちが成り立たず、こっち削るとあっちが成り立たずと
色々あって、要するに現時点では途中迎撃は無理。

まー物理的に不可能ってな訳じゃないから、マッハ20ぐらいでる超高速ミサイルでも発明するか、レーザー迎撃を発明するまで保留だな
ちなみに、的中もちと難易度が高くなるので燃焼制御もさらに超絶緻密化しないと駄目だな。