幕末から明治にかけて、日本は西洋化を急ぎ、多くの人材をイギリス、フランス、ドイツなどに
派遣した。それぞれが超のつく優秀な人だったのかもしれないが、差別と闘うような暇を持って
いなかった。また差別を受け、凹むような人は皆無だった。差別などを感じるというのは、贅沢
な感情なのではないか。子供の苛めなんかもそうで、贅沢が許される時代になって言われ
だした社会問題のように思う。食っていけるか死ぬか、解るか解らないままか、そういう必死な
精神状態に明治の人はあったのだろう。従って、差別とか苛めなどの社会問題は無かった。