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当時の木製水道管などが展示された五稜郭の「兵糧庫」の特別公開=北海道函館市で2017年8月14日午後1時12分、山田泰雄撮影
北海道函館市の国指定特別史跡・五稜郭跡で、1864(元治元)年に箱館奉行所の米蔵として建築された「兵糧庫」が31日まで特別公開されており、大勢の観光客が歴史ロマンを堪能(たんのう)している。
兵糧庫は明治新政府軍と旧幕府軍が最後に戦った箱館戦争後、唯一解体を免れた建物。創建時の柱や梁(はり)が残り、実際に敷かれた木製水道管や沈没した新政府軍の軍艦の一部が展示されている。
入場無料で公開は午前10時〜午後3時。「幕末史の1ページ」を感じさせる存在感のためか、訪れた東京都江戸川区の西村勝子さん(70)は「まるで時代劇のような感じ」と感心しきりだった。【山田泰雄】
毎日新聞 2017年8月14日 21時21分(最終更新 8月14日 21時23分)
https://mainichi.jp/articles/20170815/k00/00m/040/092000c