「違法薬物で間もなく逮捕」。西田さんの所属事務所がネット上で虚偽の中傷記事を見つけたのは昨年4月。薬物中毒だと名指しして顔写真を掲載したり、うそのエピソードを書き連ねたり。「まとめサイト」などと称し、西田さんを巡る捏造(ねつぞう)されたうわさが急速に拡散していった。
サイトやブログの開設者は閲覧数を稼ぐほど、より多くの広告収入を得ることが出来る。関心を集めそうな話題なら、虚偽の内容であろうと掲載、転載し、扇情的なタイトルをつける人が次々と現れる。
「想像力、物語の作り方に恐ろしいものを感じた」と事務所の担当者は憤る。スポンサーから問い合わせがあるなど業務に支障が出始め、昨年10月に警視庁に被害届を出した。
同庁によると、偽計業務妨害容疑で書類送検された3人も閲覧数稼ぎを目的に、うその中傷記事を自身のブログやサイトに掲載。まとめサイトの広告収入で月50万〜60万円を得ていた40代の女は「興味を引くために載せた」と言い、60代の男は「僕だけじゃない。みんなやっているのに」と話したという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000052-asahi-soci