http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170817/k10011101991000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_026

国土交通省の高性能レーダーが捉えた雨のデータが、新たに北海道南部と沖縄本島地方、それに鹿児島県の奄美地方についても専用のサイトで公開されるようになりました。狭い範囲の雨の強さが1分間隔で見られることから、国土交通省は局地的な豪雨の際の避難などの対策につなげてほしいとしています。

平成20年7月局地的な豪雨の影響で、神戸市を流れる都賀川の水位が急激に上昇し、遊んでいた小学生など5人が流されて死亡した事故をきっかけに、国土交通省は、全国に設置した気象レーダーを順次改良し、観測の精度を上げる取り組みを進めてきました。

改良の結果、およそ250メートル四方の狭い範囲で雨雲の発達の度合いや雨の強さなどのデータが1分間隔で更新できるようになり、これまでに本州と四国、九州、それに北海道の札幌市周辺について、「川の防災情報」と呼ばれる専用のサイトで公開してきました。

その後改良されたレーダーの数がさらに増えたため15日からは北海道南部と沖縄本島地方、それに鹿児島県の奄美地方についてもデータの公開が始まりました。狭い範囲のデータが短い間隔で見られることから、国土交通省は、局地的な豪雨の際の素早い避難などの対策につなげてほしいとしています。

8月17日 4時04分