50億円で客用トイレ全改修 20年3月までに
毎日新聞 2017年8月17日 09時08分(最終更新 8月17日 15時05分)
https://mainichi.jp/articles/20170817/k00/00e/020/137000c
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オープンした「デザイントイレ」。個室が広くなり、大きな鏡を備えたパウダースペース(左側)なども設けられた=成田空港第2旅客ターミナルビルで

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、成田国際空港会社は三つの旅客ターミナルビルにある客用トイレ全147カ所について、老朽化などを理由に改修を始めた。
9日には第1弾として、第2旅客ターミナルビルの到着ロビーなど2カ所で、広い個室などを備えた「デザイントイレ」が改修を終え、使用できるようになった。

 「デザイントイレ」は第1、2ビルで特に利用者の多い到着、出発ロビーなど計11カ所に設置予定。
個室は従来の約1.5倍の広さで大きな手荷物を持ち込むことができ、着替えや化粧用に使う更衣台やパウダースペースも設けられている。車いす利用者などが使う多機能トイレも複数備えた。
 同社はバリアフリーに配慮し、「デザイントイレ」を含め改修するすべてのトイレにL型手すりや音声案内、聴覚障害者に火災発生などを知らせる光警報設備などを設ける。
約50億円をかけて20年3月までに改修を終える計画だ。【近藤浩之