http://www.zaikei.co.jp/article/20170821/393613.html

自動速度違反取締装置(オービス)によるスピード違反取締体制の見直しがはじまっている。
2017年に入って、すでに40機ほどの装置が取り外されている。だからといって、ドライバーは安心してスピードが出せる、ということにはならない。
警察庁はより効率の良い取り締まりを模索しているようだ。


■装置の老朽化と、取り締まり効率の低下

 そもそもオービスは、警察官を導入せずに取り締まりを行うための装置である。
スピードを出しやすい、あるいは事故率の多い場所など定位置に装置を設置しておけば、昼夜を問わず、
天候を問わず取り締まりが可能になる。しかも、ネズミ捕りのように交通の妨げにもならない。

 しかし、取り締まり装置はすでに30年以上経っているものもあり、老朽化が進んでいることに加え、製造メーカー(三菱電機)の撤退もあった。
メンテナンスに問題が生じてきたのだ。また、取締効率の低下もある。オービスによる取り締まり効率は、
現在、検挙総数のわずか3%というお粗末なものである。メンテナンスもできずに、効率が悪いとなったら、
撤去するのが当然であろう。放置しておくのは危険であるから、国民としても納得である。

 2017年前半で撤去されたオービスは、全国で41機なっており、内訳は新Hシステムが27機、初期型レーダー式が9機、初期型ループコイル式が5機となっている。

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