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目標の1割、3頭しか捕獲できず…調査捕鯨終了
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170822-OYT1T50036.html
2017年08月22日 17時58分
青森県の八戸港を拠点に三陸沖で行われていたミンククジラの調査捕鯨が20日、終了した。
悪天候により目標の1割にあたる3頭しか捕獲できず、調査を行っている地域捕鯨推進協会(福岡市)は来年以降、同港での調査の時期をずらすことを検討している。
調査は7月18日から34日間行われ、期間中に3頭捕獲した。
同協会によると、同港を拠点とした調査では30頭を目標に捕獲する計画だったが、雨や強風の日が多く、10日程度しか調査できなかったという。
9月上旬頃から北海道の釧路沖で行われる調査で捕獲数を増やし、八戸港での調査と合わせた目標捕獲頭数の80頭を目指す。
八戸港での調査は、今年6月に策定された北西太平洋での調査捕鯨の新計画に基づいて来年も行われる予定。
同協会は、同港での来年の調査を5月頃に行うことも検討するとしており、担当者は「ここまでの悪天候は想定外だった。来年の調査につなげていきたい」と話した。
調査は、商業捕鯨の再開に向け、水産庁が日本沿岸域で適切な捕獲枠を算出する目的で行われた。