養殖うなぎの産地、静岡県浜松市の浜名湖で養殖に関わる人たちが集まり、出荷されたうなぎに感謝する供養祭が行われました。
この供養祭は養殖業者でつくる浜名湖養魚漁業協同組合が1年で最も忙しい夏の出荷が落ち着いた今の時期毎年、行っています。
24日は浜松市西区にあるうなぎを祭る像が置かれている浜名湖湖畔の供養祭の会場に、うなぎの養殖や加工、販売などに関わる人たち100人余りが集まりました。像の前には生きたうなぎを入れたおけが置かれ、参加者は一人一人うなぎの前で焼香したあと感謝の気持ちを込めて手を合わせていました。そして、養殖うなぎ合わせておよそ100キロを浜名湖に放流して豊漁を願いました。
組合によりますと、ことしは稚魚のシラスウナギの入荷が順調で価格も安く仕入れることができ、この夏は前の年より1割ほど安い価格で出荷できたということです。
浜名湖養魚漁業協同組合の外山昭廣組合長は「ことしはよかったが、国の規制もあってシラスウナギの確保などで先行きが不透明な状況は続いている。今後も、質のよいうなぎを提供できるよう努めたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011109911000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013