中国爆撃機6機が紀伊半島沖まで飛来 防衛省幹部「特異な動き、注視する」
産經新聞:2017.8.24 23:10更新
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中国軍のH6爆撃機=1月9日撮影(防衛省統合幕僚監部提供)

 防衛省は24日、中国機のH6爆撃機6機が、沖縄本島と宮古島の間を通過して紀伊半島沖まで飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。領空侵犯はなかった。

 防衛省統合幕僚監部によると、このルートで中国機の飛行が確認されたのは初めてで、中国側の意図を分析している。

 紀伊半島沖まで飛行した今回の中国軍機の動きについて、防衛省幹部は取材に対し
「情報収集か訓練の可能性が高い。国際法違反ではないが、特異な飛行なので引き続き注視する」と述べ、今後も警戒監視に万全を期す考えを示した。

 6機は24日午前、沖縄本島と宮古島の間の公海上空を通過した後、日本列島に沿う形で太平洋を北東に飛行した。
紀伊半島沖まで進んだ後、反転して同じルートで東シナ海に戻ったという。