>>409
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai_2/pdf/19_chap4-2.pdf
この資料に挙げられた朝鮮人殺傷事件は、「犯罪行為に因り殺傷せられたるものにして
明確に認め得べきもの」として起訴された事件だけであり、朝鮮人が受けた迫害としては
一部分にとどまる。9月2日から6日までに発生した53件の事件で、合わせて朝鮮人233名を
殺害し、42名に創傷を負わせたことにより、11月15日現在、367名が起訴されていた

この資料=
関東大震災と朝鮮人』に翻刻、以下「刑事事犯等調査書」と略称。なお、後藤新平文書を
引き継ぐ後藤新平記念館、市政専門図書館では現在原本を確認できないので翻刻による)
である。これは司法省が作成したもので、火災の原因、朝鮮人犯行の流言、朝鮮人の犯罪、
朝鮮人・朝鮮人と誤認した内地人・中国人を殺傷した事犯、治安維持令違反、暴利取締令
違反、社会主義者の行動、軍隊の行為、そして、警察官の行為、と章を分けている。
1923(大正12)年11月15日現在の調査結果を中心に作成されているところから、
同年12月の帝国議会開会を前に議会で問題となりそうな課題について、司法省としての
見解をまとめたものと思われる。


233人の根拠は司法省(当時の警察庁?)のまとめた資料