>>168の続き

開国前の日本人は自らを「日本民族(大和民族)」として意識してわけではなく、
帰属意識はそれぞれの藩にあった。
しかし外国の脅威にさらされた事で、天皇を中心として日本の民族意識が芽生え、
しかもその脅威に比例(対応)する形で早く強く意識された。

朝鮮の場合も似たような状況だったのにどうしてそうならなかったのか?
その原因は奴婢制度(身分制度)にあった。
併合前の1894年、朝鮮の改革(甲午改革)を指導していた日本によって
奴婢解放(身分制度廃止)が行われた。

朝鮮の身分制度を、日本のそれと同じように捉えている者がいるが違う。
奴婢は品物のように売買・相続・譲与の対象であった階級であり、日本にはそんな
階級は無かった。