【モスクワ=田中孝幸】ロシアのプーチン政権は29日の北朝鮮の弾道ミサイルの発射を受けた同国への追加制裁に、なお慎重な姿勢をみせている。朝鮮半島での緊張の高まりは、北朝鮮への武力行使を排除しない米国にも責任があるとみているためだ。中国も圧力強化には慎重姿勢を崩さない。
ただ、欧米や日本が求める北朝鮮への追加制裁の阻止は、ロシアが目指す米国との関係改善をさらに困難にしかねず、ロシア経済の低迷につながる…

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https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H61_Z20C17A8FF2000/