29日、大分空港に緊急着陸したアメリカ軍の輸送機オスプレイは、現在も空港にとどまっています。大分県が、九州防衛局から受けた連絡によりますと、このオスプレイは、エンジンの交換が必要だということです。
大分空港に緊急着陸したオスプレイは、沖縄県のアメリカ軍普天間基地に所属する機体で、29日山口県の岩国基地から普天間基地に向かう途中に緊急着陸したあと現在も、空港に駐機しています。
大分県が、30日夜、九州防衛局から受けた連絡によりますと、このオスプレイは、エンジンを交換する必要があるということです。連絡を受けた大分県では、いつ離陸するかわからないとしています。
このオスプレイは、今月北海道で行われた日米共同訓練に参加するため普天間基地を飛び立ったものの、何らかの理由で訓練には参加せず、岩国基地にとどまっていたことが、防衛省関係者への取材でわかりました。
またこの機体は、今月28日に岩国基地で白い煙を上げていたほか、6月にも警告灯が点灯したとして沖縄県の伊江島にあるアメリカ軍の補助飛行場に着陸していました。
オスプレイをめぐっては、最近トラブルが相次いでいて、沖縄県議会が改めて配備の撤回を決議するなど安全性に対する懸念の声が上がっています。
8月31日 5時21分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/K10011119901_1708310521_1708310522_01_04.jpg