バカにでも分かるアベノミクス限界理論

元来、アベノミクスは
 低金利で株高を演出することで企業の体力を回復させる!
というのが主旨であった。
ここに大きな矛盾がある。機関投資家はこの条件で
 低金利で株高なら国債を売って株を買う
にとっては当たり前で、日々市場で売り買いされている国債の
金利が上がるのが普通。アベノミクスが成り立つのはごく短期間の話で
 長期的には矛盾がある
わけだ。

国債の残高が1,000兆円あるのもアベノミクスの限界を示している。
 +1%の経済成長率、+1%の長期金利、+1%の物価上昇
という分かりやすい条件で考えると
 国債の利払い+10兆円で消費税4%分なのに
 消費税の自然増1%でしかない
から消費増税は不可避。国債費が増えるから財政出動も困難
になっている。

貨幣理論で財政政策と金融政策と為替の安定は3つが成り立たない
のは常識。