【ヨハネスブルク小泉大士】東アフリカのケニアで8月下旬から、ポリ袋の製造や販売、使用を禁止する法律が施行された。これと似たポリ袋規制をすでに行っている国はいくつかあるが、違反した場合、最大4年の禁錮刑か日本円で約400万円の罰金が科され、刑の重さなどから「世界で最も厳しい禁止法」(ロイター通信)とも指摘されている。

国連環境計画によるとケニアのスーパーでは年間1億枚のポリ袋が配られ、路上投棄や家畜の誤食が問題化している。

ケニア政府が禁止法の成立に乗り出したのは10年間で3度目。これまで逮捕者は出ておらず当面警告や押収で対応する方針という。大手スーパーは布製バッグの提供を開始し、庶民向け商店では食料品を新聞紙で包んだり、空き箱や封筒に入れたりしている。

http://mainichi.jp/articles/20170902/k00/00m/030/043000c