ちょっと考えれば分かるようなことだし実例があるんだから調べりゃいいのにな
一度始めたら廃止するまで時間がかかるのも問題

http://houritsu-madoguchi.com/zeirishi-news/440/
実際に、ブルガリアで独身税が導入されていたのは1968〜1989年。
このころ、ブルガリアでは少子化が進んでいて、このままでは将来的に労働力が不足することが懸念されていました。
そのため、国は「国民に結婚をして家庭をもってもらおう! そうすれば子どもを産んでくれるはずだ!」と考え、
打ち出された政策がコチラの独身税だったのです。

この独身税、実際にどれくらいの負担だったかというと、なんと収入の5〜10%を徴収しました。
これはなかなか大きな金額ですね。結婚を迷っているカップルであれば、確かに入籍をするかもしれません。

肝心の実際の税収入はどうだったかというと、なんと独身税を導入する前よりも出産率が減少するという予想だにしない結果に……。
導入前は2.18%だった出生率が1.86%に下がり、効果があったとは言い難い状況になってしまいました。

なぜ失策に終わったかというと、大きな要因として金銭的に余裕のない層がますます結婚から遠ざかってしまったこと。
独身税が高いので、お金をためることができず、お金がなければ結婚できないし、
子どももつくれない……と思惑と真逆の悪循環を生むことになってしまったのです。

さらに、高すぎる独身税から逃れるための偽装結婚を助長する可能性も高まり、導入から約21年で廃止となりました。