京都迎賓館(京都市上京区)で4日、各国の首脳ら海外賓客が受ける能や茶道などの「おもてなし」を体験できる一般向けの参観が初めて開かれた。参加者は優雅なひとときを楽しんだ。

 この日は、菊の節句とされる「重陽の節句」を9日に迎えるのを前に、菊を題材に不老不死を描いた能「枕慈童」を披露。裏千家によってお茶も振る舞われた。

 料金は大人1万円、中高生5千円。5日も開かれるが、事前申し込み制で、既に締め切った。次回の開催は未定。今後は参加者の反応を一般公開に生かしていく方針。

 同館は観光立国を目指す政府の方針で、昨年7月から一部を除き通年で公開されている。

配信2017/9/4 16:34
共同通信
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