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ロシア極東のウラジオストクでプーチン大統領や安倍総理大臣が出席する、国際的な経済フォーラムが6日から開かれ、ロシアとしては欧米からの制裁が続く中、アジア各国との経済関係の強化をアピールする狙いがあるものとみられます。

ロシア政府が主催する「東方経済フォーラム」はプーチン政権が優先課題と位置づける極東地域の開発を進めるため、アジアの首脳や経済界の代表を招いて毎年、開催されているものです。

3回目となることしは、6日と7日の2日間の日程で開かれ、安倍総理大臣のほか韓国やモンゴルの大統領など、合わせて20か国あまりから3000人以上が出席する予定です。

初日の6日は、プーチン大統領が、日本や韓国などの大手企業の代表と会談し、ロシア極東への積極的な投資を呼びかけます。また、7日は、参加各国の首脳が演説するほか、安倍総理大臣とプーチン大統領との日ロ首脳会談も予定されています。

ウクライナ情勢をめぐって欧米からの制裁が続くロシアとしては、アジア各国との経済関係の強化を国際的にアピールし、存在感を示す狙いがあるものとみられます。

またことしのフォーラムには、北朝鮮から、キム・ヨンジェ対外経済相を団長とする代表団も出席する見通しで、6回目の核実験を強行し、国際社会からの圧力が強まる北朝鮮との結びつきもロシアは排除せず、アメリカや日本と一線を画す姿勢を示しています。

9月6日 6時47分

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