積水ハウスは5日、大阪市中央区にある南御堂(みなみみどう、真宗大谷派難波別院)の文化施設「御堂会館」の跡地に建てる高層ビルの完成予想図を公表した。寺院の門を兼ねるビルにホテルが入るのは日本初で、2019年10月に完成する。7日に着工する。

 ビルは17階建てで、すでに取り壊した御堂会館と同じように、奥の本堂まで通り抜けられるようにする。5階から上は東急ホテルズが運営する「大阪エクセルホテル東急(仮称)」が入る。1泊2万円以上で、約360室を想定。上層階は高級感のある部屋にすることも検討する。心斎橋やなんばに近いため、ビジネス客や訪日客の利用を見込むという。4階までは飲食店や小売店などが入る予定だ。

 建て替えは積水ハウスグループの積和不動産関西が手がけ、寺院から御堂会館の跡地を長期で借りる。(中島嘉克)

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