0001ばーど ★
2017/09/07(木) 17:21:34.55ID:CAP_USER9曽祖母の代から続く旅館の改装オープンに合わせ4月に開業。釣り人は事前に「フィッシュハンター」としての登録が必要で、小魚や一部の種類以外が買い取り対象だ。価格は複数の市場価格を勘案して決め、ホームページには高値で買い取っている魚の写真が並ぶ。
背景にあったのは深刻な漁業者不足への危機感だ。水産白書によると、漁業就業者は減少を続け、平成28年は約16万人。伊藤さんも、漁師が減って以前は食卓に上った地元の魚が流通しなくなったと感じていた。一方でレジャー白書では、趣味で釣りを楽しんだ15〜79歳は推計690万人に。「釣り人の力を借りられれば、観光客に地元の魚を味わってもらえるのでは」と考えた。
買い取った魚は、刺し身や唐揚げなどにして、レストランの客に振る舞う。釣り人が必要な分を持ち帰って食べやすいよう、有料で魚をさばけるスペースも設けた。
■カサゴとマダイで計500円
福井市の会社役員、高木秀樹さん(43)が船で釣った25センチ前後のカサゴとマダイは、計500円の値が付いた。クーラーボックスが埋まるほどの釣果もあるといい「食べきれず無駄になる命が報われる」と歓迎する。
ハンター登録者は70人を超え、6月の買い取り総額は12万円以上に。全国各地への出店が夢という伊藤さん。「魚を粗末に扱う釣り人が減り、漁師を目指すハンターが出てきてくれればうれしい」と話している。
釣り人(左)から海で釣った魚を受け取る伊藤俊輔さん=福井県坂井市
http://www.sankei.com/images/news/170907/wst1709070041-p1.jpg
配信2017.9.7 09:58更新
産経WEST
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