【9月7日 時事通信社】トランプ米大統領が実業家だった1987年、オーストラリアの最大都市シドニーでカジノ開設を目指したが、地元警察に「マフィアとのつながり」を懸念され、頓挫していたことが明らかになった。AFP通信が7日報じた。
トランプ氏は当時、豪企業と共同で、シドニーにカジノを建設・運営する事業者を決める入札に参加した。トランプ氏は米ニュージャージー州アトランティックシティーでカジノを運営し、経験やノウハウがあった。
しかし、警察委員会は調査の結果、「アトランティックシティー(のカジノ産業)はシドニーにとって、いかがわしい事業モデルだ」と判断。トランプ氏とマフィアとのつながりを疑い、「(入札から)排除すべきだ」と結論付けたという。入札手続きから30年が経過し、関連文書が公開された。(c)時事通信社
2017年9月7日 17:59 発信地:オーストラリア