▼ 時系列まとめ (訂正後最新)
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近所の住人がジムから出る少量の煙と臭いを確認。
すぐに消防へ通報する。

消防は地図から判断して小田急線に影響がある事を考えて小田急の指令へ連絡。
小田急の指令は最適解を「現場の通過」と判断して運転士へ指示した。

運転士は指示の通り、火災を見ても通過するつもりでいた。
この時、運転士は火災の詳細な場所を把握していない。(〇〇駅と××駅の間程度)

こうして火災現場へ近づく電車を見た現地の警察官が慌てて踏切の緊急停止ボタンを押した 。
この警察官は現場の消防士から
「消火活動で鉄道敷地の一部を使用するので電車を止めて欲しい」と言われていた。

こうして電車は運悪く火災現場の横に緊急停止。
運転士は火災を視認できていなかった為にここが危険だと思っていない。(※1)

※1) 電車が停止した時、ジムから火は出ていない。煙もほとんど出ていない。
運転士が火災を視認できない状況だった事は、最初の停止シーンを収めたTVニュースの動画で確認できる。
また停止時は火災を認識していなかったという運転士の発言がNHKのニュースで流れている。

このせいで運転士は火災現場に停止している事を把握していない。
また火災以外の事故で緊急停止ボタンが押された可能性を排除できず、電車を動かせない。

こうした状況を指令に確認している間に、火災は一気に大きくなって電車へ燃え移っていく。

指令は電車が燃えていることを知らずに再始動を指示。
運転士も電車が燃えている事に気がついておらず、電車を動かし始める。

しかし現場にいた消防士が電車が燃えながら動き始めたのを見て停止と避難を叫ぶ。
それに気がついた車掌が運転士へ連絡して再び緊急停止。

この時に運転士と車掌は初めて電車が燃えている事に気がついた。

運転士は避難マニュアルに従って乗客の避難を開始する。
指令もその連絡をうけてこの時ようやく電車の炎上を把握する。

消防と警察が手伝う中、乗客の避難が開始された―
(この様子が街の撮影者や視聴者たちにグダグダ見えた)


今回の件はシステムの穴が露見したいい教訓だったと思うぞ。