http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170911/k10011135391000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007

前線を伴った低気圧の影響で、中国地方では非常に激しい雨が降っています。12日にかけて西日本から北日本の広い範囲で局地的に雷や突風を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、日本海にある前線を伴った低気圧の影響で、西日本から北日本にかけて広い範囲で大気の状態が不安定になり、中国地方で局地的に雨雲が発達しています。

午後10時までの1時間に島根県が浜田市に設置した雨量計で54ミリ、山口県が萩市に設置した雨量計で52ミリの非常に激しい雨を観測しました。

このあと、低気圧は発達しながら日本海を北東へ進む見込みで、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、12日にかけて西日本から北日本の広い範囲で雨が強まる見込みです。

西日本では12日昼ごろにかけて、東日本では12日夜にかけて、北日本では12日明け方から13日の朝にかけて雷や突風を伴って激しい雨が降り、特に西日本では12日にかけて局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

12日夕方までに降る雨の量は、東北で180ミリ、四国と近畿、東海、北陸、それに新潟県で150ミリ、九州と中国地方、北海道、それに長野県で120ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水に十分注意するとともに、前線が通過する時間帯を中心に落雷や竜巻などの突風にも注意するよう呼びかけています。

9月11日 22時46分