http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170911/k10011135611000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012

アメリカの同時多発テロ事件から11日で16年となり、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地では、日本時間11日午後9時半すぎから、犠牲者を追悼する式典が開かれています。

2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件では、ハイジャックされた4機の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルやワシントン郊外の国防総省などに激突し、日本人24人を含む3000人近くが犠牲となりました。

事件から16年にあたる11日、崩壊した世界貿易センタービルの跡地では午前8時半すぎ(日本時間午後9時半すぎ)から遺族などが参加して追悼式典が始まりました。

式典では1機目の旅客機がビルに激突した午前8時46分に合わせて黙とうがささげられ、続いて遺族の代表が犠牲者一人一人の名前を読み上げています。

ことしはトランプ大統領が就任してから初めての9月11日です。そのトランプ政権では、この事件をきっかけに始まり、「アメリカ史上最も長い戦争」とも言われるアフガニスタンでの軍事作戦をめぐり、軍の増派についての検討が進められています。

また、過激派組織IS=イスラミック・ステートの壊滅に向けた軍事作戦がイラクやシリアなどで続く一方、ヨーロッパを中心にイスラム過激思想に影響を受けたと見られる事件が相次いでいて、同時多発テロ事件から16年が経過した今も、世界各地で新たなテロへの不安がぬぐいきれない状況が続いています。

9月11日 21時58分