「神戸空港国際化」が先走り 関経連会長危ぐ
2017/9/11 22:03
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201709/0010545571.shtml

 関西経済連合会の松本正義会長は11日の定例会見で、神戸商工会議所の家次恒会頭が8日に大阪市内で行った講演で「ぜひ神戸空港の国際化を」と訴えたことに対し「先走って、(神戸の要望が)通るとは限らない。皆が納得できるところで話し合いをしていくべき」と指摘した。
 松本会長は神戸空港の規制緩和の必要性を認めた上で、自治体や経済団体で構成する関西3空港懇談会(座長・関経連会長)を再開する意向。ただ、発着便数と運用時間を含め緩和の具体的な内容については、需要動向に応じた段階的な議論が望ましいとする。
 この日の会見で松本会長は「3空港で最大の利益を上げられるようにしたいが、どういう緩和にするかで関係者のニュアンスは違う」と述べ、懇談会の混乱を危ぐした。また、開催時期については「決めていない」とした。(内田尚典)