病院食詰まらせ患者死亡事故、「そばを離れたのは不手際だった」2500万円で和解 高知
2017.9.12 11:22

高知県檮原町の町立檮原病院で6月、入院中の80代の男性患者が病院食を喉に詰まらせ
死亡していたことが12日、同院への取材で分かった。
檮原町はミスを認め、遺族と和解し約2544万円の損害賠償を支払うことを町議会定例会で審議、
11日可決された。

同院によると、男性患者は誤嚥性肺炎で6月7日に入院。食事には看護師の介助が必要だった。

同月11日、院内の食堂で看護師が昼食を配膳してからナースコールを受け、
10分ほど男性のそばを離れた。その間に男性が自分で食事をして喉を詰まらせたとみられる。
当時、食堂には他の患者が2人いたが看護師はいなかった。

同院は、男性を残して現場を離れたのは不手際だったと認めた。事故後は看護師の付き添いを
徹底すると同時に、食事の際は食堂に看護師1人を常置する対応を取っているという。

同院の池田幹彦院長は「注意管理不足だった。ご遺族に対しおわび申し上げます」とコメントを発表した。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/170912/wst1709120041-n1.html