雄物川に流れ込む水路に大量の白い泡
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去年6月、秋田市消防本部の職員2人が旧消防分署の敷地に古くなった大量の消火剤を埋めて不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されたことが警察への取材でわかりました。
去年6月、秋田市雄和石田の雄物川に流れ込む水路に大量の白い泡が浮かんでいるのが見つかり、秋田市消防本部は、職員2人が古くなった消火剤およそ860リットルを処分するため、現場近くの旧消防分署の敷地に穴を掘って埋めていたのが原因だったとして、謝罪していました。

これについて警察は、当時、消防本部に所属していた50代と60代の男性職員2人が消火剤を不法に投棄したとして、12日までに廃棄物処理法違反の疑いで検察に書類を送りました。
秋田市消防本部によりますと、川の水質に問題はありませんでしたが、水質調査や消火剤の回収などにおよそ2900万円の費用がかかったということです。

秋田市消防本部は、今後、検察の判断をもとに2人の処分を決めるとしていて、「こういったことが2度とないよう、コンプライアンスの徹底を指導していきたい」とコメントしています。

配信 09月12日 11時23分
秋田 NEWS WEB
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