国連安保理 新たな北朝鮮制裁決議を全会一致で採択
9月12日 12時13分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170912/k10011136021000.html

核実験を強行した北朝鮮に対して国連の安全保障理事会は新たな制裁決議を採択し、アメリカの国連大使は核・ミサイル開発を断念するよう呼びかけましたが、これまで制裁決議を無視してきた北朝鮮の今後の出方が焦点です。

  北朝鮮が今月3日に6回目の核実験を強行したことを受けて、国連の安保理では日本時間の12日午前7時すぎ新たな制裁決議が全会一致で採択されました。

新たな決議では、注目されていた北朝鮮への原油の禁輸などは除外されたものの、北朝鮮からの繊維製品の輸入禁止や、北朝鮮の出稼ぎ労働者に各国が新規に就労許可を与えることを禁じることが盛り込まれ、制裁の対象が広げられました。

議場で演説したアメリカのヘイリー国連大使は「私たちは戦争を求めてはいない。もし北朝鮮が核開発を停止することに同意するなら、国の未来を取り戻すことができる」と述べ核・ミサイル開発を断念するよう呼びかけました。

また、中国の劉結一大使は演説の冒頭で、北朝鮮の6回目の核実験を強烈に非難すると述べました。

安保理は北朝鮮による核実験から1週間余りという異例の速さで新たな制裁決議の採択にこぎ着けた形ですが、北朝鮮が反発することも予想され、これまで制裁決議を無視して弾道ミサイルの発射などを繰り返してきた北朝鮮の今後の出方が焦点です。


決議の詳細

採択された決議はまず、今月3日に北朝鮮が行った核実験は、国連安全保障理事会の決議違反であることと、平和と安全への脅威になっていることに、深刻な懸念を表明しています。

ただ当初、草案に盛り込まれていた、北朝鮮への原油の輸出を全面的に禁止することやキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の資産の凍結は除かれ、このうち原油については過去1年分に相当する量の輸出を認める、事実上の現状維持に等しい内容に修正されました。

また、当初は、アメリカのトランプ政権がことし6月に金融制裁の対象に加えた北朝鮮の朝鮮人民軍と国防省に当たる人民武力省を制裁対象とすることが盛り込まれていましたが、いずれも除かれました。

これはアメリカが、決議の採択を急ぐため、制裁に慎重な中国やロシアに譲歩したものと見られています。

一方で、決議は貿易の分野で制裁を広げていて、北朝鮮への天然ガス液の輸出や北朝鮮からの繊維製品の輸入を禁止しています。また各国に対して、北朝鮮が外貨を獲得する手段にしているとされている出稼ぎ労働者に新規に就労許可を与えることを禁じたり、制裁対象の物資を運搬している疑いのある貨物船を公海上で検査することなども求めています。

以下はソース元で

★1が立った時間 2017/09/12(火) 07:11:58.51
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