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【9月12日 AFP】北欧ノルウェーで実施された議会(定数169)選は11日、開票され、エルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)首相率いる保守党中心の中道右派勢力の勝利が確実となった。首相は国民から「さらに4年間の付託」を受けたと勝利宣言した。

 選挙は接戦となったが、保守党は開票率95%の時点で、連立を組む移民反対派の進歩党など中道右派3党と合わせて89議席を獲得する見通しとなった。

 ソルベルグ首相は勝利を祝う紙吹雪や紙テープが舞う中、「エルナ! エルナ!」と叫ぶ支持者らを前に「社会主義者抜きで過半数をとれそうだ」と語った。

 一方、ヨーナス・ガール・ストーレ(Jonas Gahr Store)元外相率いる野党・労働党は80議席にとどまる見通し。

 欧州最大の原油生産国であるノルウェーの中道右派勢力は、2014年以降の原油安を受けた石油産業の不振と2015年の移民危機という2つの大きな問題をうまく乗り切った。一方、野党側は、政府は1兆ドル(約110兆円)近くの規模を誇る政府系ファンドに頼りすぎだと批判し、選挙戦では格差是正などのため富裕層の増税を公約していた。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES

2017年9月12日 12:33 発信地:オスロ/ノルウェー

ノルウェー・ベルゲンの投票所で投票する与党・保守党のエルナ・ソルベルグ首相(2017年9月7日撮影)。(c)AFP/Marit Hommedal
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