ビール大手4社の8月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の販売数量が12日、出そろった。

 東日本での長雨など天候不順の影響で、アサヒビールとキリンビールが前年同月比7%減、サッポロビールが5・9%減となった。7月に第3のビールの新商品を投入したサントリービールは前年並みだった。

 ビールの販売数量は、アサヒが9%、キリンが4%、サッポロが3・4%、それぞれ減少した。サントリーも6%減だった。6月に量販店での酒類の過度な安売りを規制する改正酒税法などが施行され、一部の店舗で店頭価格が上がったことも響いた。

 各社は今後、年末の需要期に向け、新商品の投入などで巻き返しを図りたい考えだ。

http://yomiuri.co.jp/economy/20170912-OYT1T50098.html