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[東京 13日 ロイター] - ソフトバンクは13日、国内通話定額サービスに組み合わせるデータ定額プランに、新たに50ギガバイトを追加すると発表した。月額料金は7000円。大容量コンテンツが増える中、データ量を気にすることなく、動画などを楽しめる環境を整える。

導入するのは「ウルトラギガモンスター」。月額2700円で国内通話がかけ放題となる「スマ放題」か、1回5分以内の通話がかけ放題となる月額1700円の「スマ放題ライト」への加入が条件となる。

例えばスマ放題ライトと組み合わせる場合は、ウェブ使用料300円とウルトラギガモンスター7000円を足した9000円が月額利用料となる。加入状況に応じて各種割り引きサービスも適用される。

同社によると50ギガバイトあれば、動画を約220時間視聴できるという。毎日7時間以上動画を見ても収まる計算で、会見した榛葉淳副社長兼最高執行責任者(COO)は「実質無制限でiPhone(アイフォーン)ライフを楽しんでもらえるプログラムだ」と述べ、米アップル(AAPL.O)の最新スマホ「iPhone8」の発売を前に、新たなユーザーの獲得に意欲を示した。

iPhone8の発売日と同じ22日から提供を始める。また、最新のiPhoneの機種代金が最大で半額となる「半額サポート」も新たに導入する。利用料は無料で、最新のiPhoneを48カ月の分割払いで購入し、25カ月以降に同社が指定する機種に変更すると、残金の支払いは免除される。

榛葉副社長は新サービスの業績への影響について「織り込み済み」とした。国内通信事業は将来を見据えた先行投資などで今年度は前年比最大7%の営業減益を見込んでいる。

志田義寧

2017年9月13日 / 11:53 / 3時間前更新