バブル経済期に若者たちが集い、踊った高級ディスコ店「マハラジャ」が京都・祇園に復活し、13日夜に営業を始めた。中年層をはじめバブルを知らない若者らもまばゆいライトを浴びて音楽とダンスを楽しみ、かつての熱狂を味わった。

 東山区の祇園会館にオープンした「マハラジャ祇園」。1986年に同館で開業し、バブル崩壊後の96年に閉店した。最盛期に60カ所を超えたグループ店舗の中でも最大規模で、高い集客力から「東洋一のディスコ」と呼ばれたという。

 21年ぶりとなる復活の背景には、バブル世代の子育てが一段落し、時間にゆとりがある人が増えたことがある。さらに京都市では外国人観光客の増加でホテルが次々に建設され、地価高騰など「ミニバブル」の様相を呈す経済環境も再進出を後押しした。

 広さは旧店舗の半分以下の約500平方メートル。ダンスホールにかつてのように「お立ち台」を備え、色とりどりの照明が降り注ぐ。京都らしさを打ち出し、週末限定で舞妓や忍者のショーを催すほか、日本酒も提供する。

 初日は午後8時の営業開始と同時に大勢の客が来店し、80〜90年代を中心とした大音量のディスコ音楽にのせて激しく踊った。連日のようにディスコに通っていたという中京区の堀井千恵美さん(47)はお立ち台でも踊り、「みんなが羽振りが良くて元気だった時代を思い出し、懐かしくなった」と笑顔で話した。

9/13(水) 23:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170913-00000037-kyt-cul

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