【ジャカルタ=一言剛之】「世界で最も謎に包まれた鳥」と呼ばれる「ナイト・パロット(夜のオウム)」の羽根がオーストラリア南部で見つかり、専門家を驚かせている。

 発見した自然保護団体「豪州野生動物保護協会」は、ナイト・パロットの生息が確認されたのは100年ぶりとしている。

 発見した同協会によると、羽根は豪州南部のエア湖近くで、別の鳥の巣に1本だけ使われているのが見つかった。

 ナイト・パロットは、豪州内陸部にいる黄色と緑色の羽根を持つ夜行性の鳥。生息数が少なく20世紀初頭以降、全く目撃されなくなったことから、絶滅が疑われた。2013年に愛鳥家がナイト・パロットとみられる鳥を撮影し、同協会などが調査していた。
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