【パリ=三好益史】パリ中心部の地下鉄シャトレ駅構内で15日午前6時30分(日本時間同日午後1時30分)頃、刃物を持った男が警備中の兵士1人に襲いかかり、その場で身柄を拘束された。

 フランス警察当局が同日、発表した。けが人はいなかった。仏検察当局はテロ未遂事件として捜査を始めた。

 仏メディアによると、男は兵士を襲う際、「アッラー(イスラム教の神)」などと叫んでいた。男は仏国籍の39歳で、過去に犯罪歴はなく当局の監視対象ではなかった。

 フランスでは今年4月にパリのシャンゼリゼ通りで警察官1人が射殺されるなど、警察や兵士を狙ったテロが相次いでいる。

http://yomiuri.co.jp/world/20170916-OYT1T50003.html