>>446
すでに検討されてる。
大量破壊兵器の拡散問題について
防衛研究所、統幕、内局によって検討され冷戦後の核戦略の変容をさまざま
な観点から分析するとともに、日本にとって核武装は意義ある選択なのか、な
どについて検討された。
そして極めて脆弱な地理的特性を有する日本では、否定的にならざるを得ない。
最悪のケースとして、日米同盟の破綻、核不拡散レジームの崩壊、各国が核武装
へ傾斜、という状況が生じても、国際社会の安定に依存する通商国家が、自国の核
兵器により、自らの生存を確保し、その権益を擁護することにどれほどの意義がある
かは、疑問といわざるをえない。
日本の核に対する地政学上の脆弱性が克服され、相手国との被害の交換をしても、問
題にならないまでに窮乏化が進んでいる、という条件が満たされれば、核のオプション
もあり得ようが、そんなことは、検討に値しない。
核に対する無知が、核問題を厄介なものとしていると認識していくことにより、わが国
の核に対する政策を発展させることが期待できる。