産経ニュース、2017.9.18 21:52更新
http://www.sankei.com/politics/news/170918/plt1709180035-n1.html

 産経新聞社とFNNの合同世論調査では、小池百合子東京都知事に近い若狭勝衆院議員らが結成を目指す国政新党について「期待する」(47.2%)と「期待しない」(48.0%)が拮抗した。小池氏の地元・東京で過半数が「期待しない」とした。安倍晋三首相が決断した衆院解散が迫る中で、どこまで有権者に浸透できるかが注目される。

 若狭氏らが目指す新党は衆院東京ブロックで集中的に候補を擁立することになりそうだが、東京では「期待する」の43.4%を「期待しない」の52.8%が上回った。民進党に先週離党届を出した3人のうち2衆院議員のいる南関東ブロックでも、「期待する」(45.7%)は「期待しない」(50.4%)に届かなかった。

 一方、民進党は新たに前原誠司代表が就任し党の立て直しを急いでいるが、「期待しない」は70.4%に達した。政党支持率も6.4%にとどまり、8月の前回調査から0.5ポイント減った。

 新執行部人事の目玉として幹事長に内定していた山尾志桜里衆院議員に不倫疑惑報道が直撃し、離党したことも影響したようだ。山尾氏については、「離党は妥当」が26.5%で、「議員辞職すべきだ」が最も多い41.1%だった。「説明責任を果たしていると思わない」も76.2%に上った。

 ただ、民進党支持層に限ると、前原執行部に「期待する」が78.1%に達しており、世間の目が厳しくても支持者は「前原氏しかいない」とみているようだ。