▼安倍晋三首相は、28日に始まる臨時国会の冒頭で衆院を解散する方針を固めたようだ。
すでに与野党は臨戦態勢に入っている。昨日の朝日新聞の天声人語は、解散をテーマにしながら、
剣道ならぬ柔道から話を始めていた。

▼1984年のロス五輪の決勝でエジプトのラシュワン選手は、山下泰裕選手の肉離れした右足を攻めなかった。
それにひきかえ、民進党が離党者続出で低迷しているのをチャンスと見て、解散に打って出る首相には「しらけてしまう」というのだ。

そうだろうか。野党の弱みも攻められないようなお人よしには、首相が務まるとは思えない。
http://www.sankei.com/column/news/170919/clm1709190003-n2.html

(天声人語)首相、年内解散を検討
http://www.asahi.com/articles/DA3S13138736.html
1984年のロス五輪で柔道の山下泰裕は、肉離れした右足を引きずりながら、決勝に臨んだ。

対戦したエジプトのラシュワンは、こんな作戦を授けられていたという。
最初の1分間は技をかけずに山下を焦らせる。そして右足を攻める

▼しかし試合が始まると、彼は作戦を無視した。真っ向から勝負を挑み、山下に敗れた。