立体駐車場の電動柵に頭を挟まれた3歳の女児を助け出したとして、
兵庫県警須磨署は20日、神戸市長田区の会社員藤本泰明さん(49)に署長感謝状を贈った。

電気工事会社に勤める藤本さんは8月19日午前、作業現場があった須磨区須磨本町1の
立体駐車場で、高さ2メートルほどに上がった電動柵の上部と入出庫口の天井の間に、
近くの女の子が頭を挟まれて宙づりになっているのを見つけた。

藤本さんはとっさに、力任せに両手で柵を外して引き抜いて救助。
女の子は救急搬送されたが、口を切る程度のけがですんだという。

女の子は柵に乗って遊んでいたといい、藤本さんは
「お母さんの叫び声が聞こえたので見に行くと、(女児の)顔は血の気が無くなっていた。
 火事場のばか力が出たと思う。無事だと聞いたときはほっとした」と話した。

同署であった贈呈式には助けられた女児と母親(34)も出席。
母親は「藤本さんのおかげで、娘は今月、無事4歳の誕生日を迎えることができました」と感謝していた。

以下ソース:神戸新聞 2017/9/21 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201709/0010572652.shtml