http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170924/k10011153991000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

北朝鮮のリ・ヨンホ外相は国連総会で演説し、アメリカのトランプ大統領が19日の国連総会の演説でキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだことなどを強く非難するとともに、「われわれの最終目標は、アメリカと力の均衡を成し遂げることだ」としてトランプ政権への対決姿勢を改めて鮮明にしました。

北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、ニューヨークで開かれている国連総会で、日本時間の24日朝早くに演説しました。

この中で、リ外相は、アメリカのトランプ大統領が19日の国連総会の演説で、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだことについて、「わが国の最高尊厳をロケットと結びつけて冒とくしようとした」と非難し、「アメリカの地がわれわれのロケットを避けられなくする過ちを犯した」と威嚇しました。

そのうえで、「アメリカとその追従勢力がわが国に対する軍事的攻撃の兆しを見せるときには、容赦ない先制行動で予防措置をとることになる」として、トランプ政権への対決姿勢を改めて鮮明にしました。

また、みずからを「核保有国」だと強調したうえで、「われわれの核武力は徹頭徹尾、アメリカの核の脅威を終わらせるための自衛的措置であり、最終目標はアメリカと力の均衡を成し遂げることだ」として今後も核・ミサイル開発を加速させると強調しました。

9月24日 5時09分