伝説によると、アレクサンドロス大王によってつくられた都市は、人々がワインを飲み、哲学について語っていた夢のような場所だった。
この都市は2000年間にわたって消えてしまったと考えられていたが、最近不意に見つかった。


イラクと英国の考古学者らが、イラクで都市「Qalatga Darband」があった場所を発見した。
学者たちは1960年代に撮影された米中央情報局(CIA)の諜報画像を研究し、ずいぶん前からイラクの移住地に古代の壁の痕跡があることに気づいていた。


だが残念なことに、考古学者たちは地域の政治的不安定さのため長い間その場所を調査することができなかった。


だが最近、学者たちはドローンで撮影した新たな画像を入手し、
紀元前1世紀と2世紀にイラク・クルディスタン地域スレイマニヤ県ラニヤから南東に10キロの場所に都市が存在していたことを発見した。


学者たちは、アレクサンドロス大王は紀元前331年に都市を建設し、その後しばらくの間3000人の家来と一緒に暮らしていたと考えている。
Qalatga Darbandはクルド語で「峠の城」という意味。


アレクサンドロス大王がつくった都市は、東西が出会う場所のようなものだったのかもしれない。デイリー・メール紙が報じた。


この場所では地元住民によって古代の壁の痕跡や過去の遺物が何度も発見されている。


発掘調査は2016年秋に始まり、2020年まで続く予定。
大英博物館と英国政府は、紛争で破壊された歴史的遺跡の修復でイラクを支援する方針だ。

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https://jp.sputniknews.com/science/201709274126556/