<衆院選>民進内、合流拒否も 無所属出馬や残留の動き
9/30(土) 2:40配信 毎日新聞

 民進党内で29日、希望の党への合流を拒否する動きが広がり始めた。民進の前原誠司代表は
党全体での合流を前提に交渉開始の了承を取ったが、希望の党の小池百合子代表が29日の
前原氏との会談後、「全員を受け入れることは、さらさらない」と明言したことで反発が広がった。
野田佳彦前首相、岡田克也元代表、枝野幸男代表代行らが無所属での衆院選出馬を検討しているほか、
党への残留やリベラル系前職による新党を検討する動きもある。

 28日の民進党両院議員総会で了承された合流方針は(1)民進党の公認内定は取り消す
(2)離党して希望に公認申請し、交渉は前原氏が担う(3)民進党は公認を擁立せず、希望を
全力で支援−−の3項目。前原氏自身は無所属出馬を表明した。

 この了承に関し、民進重鎮は「前原氏に認められたのは『交渉する』ということだ」と指摘。
党参院議員も「衆院側が『全員で行ける』と思って前のめりになっていた」と振り返る。

 民進党内では、選別の姿勢を強める小池氏に対し、「合流の前提が崩れた」との反発が強まっている。
総会での了承を覆して民進党公認での出馬容認を求める意見や、「分党」で民進の組織や資金の
一部引き継ぎを求める声もある。【影山哲也】

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