皆さんのご意見を拝読し、レポートを作成致しました。
1.料理長と人事権
一般に現場料理長に人事権はない。解雇権はおろか配置転換を行う権限すら持っていない。
一方人事スタッフは現場の流れを理解していないことが多く、このことが理由で日々軋轢が生じていた
可能性があると考えられる。
2.料理長の責務
料理長の責務は客に対して満足してもらえる料理を提供することであるが、これは料理長一人の努力では成しえない。
現場調理員を全て掌握して常に指揮命令、監督ができていなければならない。
3.調理員個々のスキルの差
調理員個々のスキルには当然差があり、料理長はこれを把握して適材適所に配置して日々の流れを円滑にする責務を負っている。
一方で調理員は各々他の調理員の動きに不満があると、調理員同士の協力関係にヒビが入ることも少なくない。
そういった状態では満足いく料理を提供できないから、料理長はこういった状態にならないように常に指導、監督を行わなければならない。
4.料理長が行う指導
調理員同士にいさかいが生じないように、料理長が直接調理員に対して厳しく指導を行うことも重要である。
これは当人に対してのスキルアップ効果だけでなく、周りの調理員に対しての示しにもつながる。
今回の料理長の行き過ぎた行為はこうした調理場特有の雰囲気からくるストレスから発した想像できる。
5.料理長排除で解決するか
上で述べたように、調理員同士のいさかいを防ぐために料理長が指導を行っていたのであれば、料理長を排除すると
現場調理員の古株が同様のことを行う可能性が考えられ、根本的解決には向かわないと思われる。
やはり、現場長に一定の人事権を与える他ないのではないだろうか?