希望の党が進める民進党出身者の公認調整をめぐり、民進党の枝野幸男代表代行が1日、前原誠司代表と党本部で会談し、調整状況などを確認した。党内のリベラル系前衆院議員らとは、希望の党からの公認が得られないことを前提に、新党の結党準備も進めることで一致。党名には「無所属の会」や「立憲民主党」などが候補に挙がっている。

 枝野氏は9月30日夜、希望の党に合流しない考えを表明している辻元清美幹事長代行らと対応を協議。安全保障法制への対応などで民進の方針と違う政策転換を迫られたり、公認が得られなかったりする可能性が出てきたとして、前原氏に説明を求めることを確認した。

 枝野氏は1日、記者団に「(民進の)理念、政策が変わってしまうということであれば、いろんな判断がある」と述べ、民進からの立候補の可能性を探りながらも、新党の結党も選択肢の一つとの考えを明らかにした。無所属での立候補を表明する前議員が各地で増えており、新党をつくれば比例区で重複立候補ができるようになる。

朝日新聞社
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