週明け2日午前の東京株式市場で、無資格の従業員による新車検査問題のあった日産自動車の株価が前週末比5・38%安の1054円50銭で寄りつき、急落した。

 日産は無資格検査の問題を9月29日に公表し、日産や販売店などが在庫として保有する21車種約6万台の販売停止を決めた。販売済みの車でも不備が見つかれば大量リコール(無料の回収・修理)に発展する可能性がある。

 市場では「販売への影響はマイナスだが、その程度を見極めたい」(準大手証券)と、問題の拡大を不安視し、業績動向に慎重な見方が広がっている。

http://www.sankei.com/smp/economy/news/171002/ecn1710020010-s1.html