厳しい中国の新たな環境対策、対応遅れる日系企業
大きく方針を変えつつある中国
 確かに数年前まではこうした「イメージ」が間違いではなかったかもしれない。しかし、今、中国は大きく方針を変えつつある。
環境規制基準が厳しくなったばかりでなく、その運用も厳格になった。賄賂などの取り締まりも厳しくなっており、「裏ワザ」の
使用はかえってリスクを高めることとなっている。つまりこれまでの中国の「常識」が通用しない事態になっているのだ。現地の
「アドバイザー」が過去の常識でアドバイスをするが、これがかえって問題を深刻化させている。日系企業も実際に処分を受けているのだ。
日系企業への嫌がらせとだけ捉えるのも間違いで、中国企業はもっと処分を受けている。つまり、中国ビジネスの基本ルールが変わっているのだ。